ーその目的と方法ー
ゼブ・シモン・ハレヴィ著 松本ひろみ訳
まえがき
カバラに出会うことと、カバラの仕事をすることは別のことです。
多くの人は、道を歩み始めたとしても、目新しいことがなくなると、
飽きて、引き返してしまいます。
大きな進歩のあとに、何も見いだせなくなると、
その倍も後退してしまう人達もいます。
〈統合の仕事〉に奉仕する人たちだけが秘教を伝授されます。
カバラが明かすことを顕現させたいと望む人たちだけが、
イニシエート(秘教を伝授された者)となるでしょう。
統合の仕事のプロセスは、肉体 、魂、霊を統合すること以外の何ものでもありません。
それらを統合することによって、内的世界と外的世界の交感が可能になり、
私たちは洗練された 器となってゆくのです。
それが成されると、神性は、地上のアダムによって知られるのです。
その愛の労働によって、宇宙は絶対を映し出していきます。
神性の似姿である人間が、神性が見つめているのを認識するとき、神は神を自覚します。
すると、宇宙的周期が完了します。
この目的のために〈聖なるお方〉を援助することがカバラの仕事です。
5742年 冬


