ゼブ・ベン・シモン・ハレヴィ著 松本ひろみ 訳 出帆新社
-あるカバラを生きた男の物語-
異端審問に対決した霊的な勇気の物語
ハレビさんが残されたただ一つの小説です。
☆☆☆
スペインに住むユダヤ人の美しい娘は、
イギリス人の金髪の武士で異端審問のために働く人に恋に落ちます。
娘の父はユダヤ人で、秘かにユダヤ人を逃がすよう働いています。
異端審問の嵐が吹き荒れるスペインでの人々の暮らしと共に、
ユダヤ人が抱えた苦しみと喜びが描かれています。
油を頭頂に塗られた者という意味が、『アノインテッド』です。
メシアという意味に使われます。
最後の場面は感動的です。
《まつもとひろみ》


